不妊治療経験者の赤ちゃんに双子が多い理由は?

不妊治療経験者の赤ちゃんには双子の割合が多いと言われています。

不妊治療の中で、人工授精や体外受精をすると双子が生まれやすくなるのですが、それはなぜなのか?そしてどのくらいの確率で双子が生まれてくるのか?

今回は気になる不妊治療者の双子にまつわる話をご説明します。

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不妊治療の普及で増えているのは二卵性双生児

双子とはご存知の通り、同じ母親の胎内で同時期に生まれた2人の赤ちゃんのことを言います。この双子は、「一卵性双生児」と「二卵性双生児」の2種類に分けることができます。

「一卵性双生児」とは、1つの卵子が精子と受精して受精卵となり、その受精卵が最初の細胞分裂をして2つになる際に、通常1人の胎児として成長するものが2人の胎児に分かれて成長した双子です。

もともと1つの受精卵から双子になるため、2人が持つ染色体は同じです。そのため、性別も同じになり、外見も似る傾向があります。

一方「二卵性双生児」は、何らかの原因によって二つの卵子が排出され、それぞれ別の精子と受精して生まれる双子です。2個の卵子がそれぞれに細胞分裂したため、2人が持つ染色体は異なります。

そのため、性別が異なる場合もありますし、外見が似ていない場合もあります

不妊治療の普及によって増えていると言われている双子は、この「二卵性双生児」です。

排卵誘発剤が影響している

結論からお伝えすると、治療に使う排卵誘発剤が影響しています。

不妊症の原因の一つとして、卵巣から卵子が何らかの理由で上手く排卵しない排卵障害があります。そこで、排卵を促進するためにこの排卵誘発剤を用います。

また、排卵がある場合でも、人工授精の際に妊娠率を上げる目的で用いられることがあります。排卵誘発剤を用いることで複数個の卵子を排卵させ、質の卵子を選び、その卵子を治療に使うためです。

このように、排卵誘発剤によって複数個の卵子が排卵された場合、それらの卵子それぞれが精子と結びついて受精した結果、二卵性双生児が誕生するのです。

排卵誘発剤を使用した場合、約5%が双子が生まれる

自然妊娠の場合、一卵性双胎の確率はおよそ0.3~0.4%といわれ、二卵性双胎の確率は0.2~0.3%だといわれています。

一方、人工授精では、使用する排卵誘発剤によって割合が変わってきます。

排卵誘発剤の中でもクロミッドなどの作用の弱い薬を使用した場合は、4~5パーセントの割合で双子を含む多胎妊娠となります。

ゴナドトロピン療法になると、15~20パーセントとされていますが、あまり用いられることはありません。

双子を妊娠する代表的なリスクは早産

双子として生まれてくる子供は、多胎妊娠では脳性麻痺や精神発育障害、未熟児網膜症といった神経学的後遺症のリスクが高くなるといわれています。

また、多胎妊娠では早産のリスクが高まります。日本婦人科学会の調査では、双子を妊娠した場合、約4割が早産になっていると報告されています。

過剰に心配する必要はない

現代の医療技術は非常に発達しておりますので、過剰に心配するほどではありません。通常の出産よりはリスクは高いものの、ほとんどの双子の赤ちゃんは元気に生まれてきます。一人を出産し子育てするよりも大変ですが、その分楽しみも増えますよ。

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