0歳は非常に発育の早い時期です。
言語面では、6か月くらいまでは喃語(なんご:乳児が話す、「あ~」「う~」といった意味を伴わない言葉)ですが、早い子であれば7か月には喃語から単語(「パパ」「ママ」など)を話し始めます。
このころから絵本を読み聞かせをしてあげると言葉を覚えていきます。
そこで今回は、0歳児の時期におすすめの絵本を7冊ご紹介します。
じゃあじゃあびりびり
・あらすじ
自動車は「ぶーぶーぶーぶー」。イヌは「わんわんわんわん」、水は「じゃあじゃあじゃあ」、紙は「びりびりびり」。
この絵本の題名はこの水と紙の音です。
ほかにも赤ちゃんの回りにある音がこの絵本はあふれています。掃除機「ぶいーん ぶいーん ぶいーん」、踏み切り「かん かん かん かん」、赤ちゃん「あーん あーん あーん あーん」。
・解説
最初の本として非常におすすめです。
赤ちゃんが大好きな言葉自体の持つ響きやリズムがふんだんに盛り込まれています。この擬音が赤ちゃんの耳に心地よく、夢中になる子が多いようです。配色も非常にきれいです。
また、サイズも14cm×14cmとコンパクトで持ち運びも便利。厚い紙で作られているので頑丈です。ページ数は多くありませんが、繰り返し読むには最適です。
出版社: 偕成社
発行日: 1983年
くっついた
・あらすじ
きんぎょさんときんぎょさんがくっついた、ぞうさんとおさるさんがくっついた…。そして最後には、赤ちゃんのほっぺたをはさんで、ママとパパも一緒にくっついた!
・解説
この絵本では「くっついた」が繰り返される楽しい絵本です。元々作者である三浦さんの子育て体験から生まれてきた本だけあって、赤ちゃんとのスキンシップにもつながるような絵本に仕上がっています。
内容もとてもほっこりして、赤ちゃんだけでなくパパ・ママも癒される1冊。
出版社: こぐま社
発行日: 2005年08月
いないいないばあ
・あらすじ
いないいない、ばあ。にゃあにゃが、くまちゃんが、ほらね、いないいない…。
・解説
1967年発売以来のロングセラーの絵本。
赤ちゃんに読みきかせてみるとその理由も納得できると思います。くまさんやネズミさんなど、かわいらしい動物が、いないいない、ばあ。繰り返しフレーズが出てきますので、赤ちゃんも覚えやすく楽しめ、笑顔いっぱいになります。
「あかちゃんだからこそ美しい日本語と最高の絵を」の想いから作られた絵本です。
出版社: 童心社
発行日: 1967年
がたん ごとん がたん ごとん
・あらすじ
「がたんごとんがたんごとん」まっ黒な空っぽの汽車がやってきます。途中から「のせてくださーい」とコップやスプーンが、バナナとリンゴが、ネコとネズミが次々に乗り込んできます。
みんなをのせて汽車は「がたんごとん」と終着駅へ。そこには何があるのでしょうか?
・解説
くり返しのリズムが楽しい、ご飯の前に読ませたくなる絵本。
きれいな色の組み合わせで読みやすく、赤ちゃんに喜びを与えてくれる1冊。
出版社: 福音館書店
発行日: 1987年
おつきさまこんばんは
・あらすじ
暗い夜空に、三角屋根のおうちと2匹のネコの黒いシルエットが浮かんでいる。やがて屋根の上がぼうっと明るくなり、おつきさまがぽっかりと顔を出す。
「おつきさま こんばんは」。
おはなししようとやってきた雲に、ちょっとのあいだ隠されてしまうけれど、雲はすぐに去り、おつきさまは、にっこり笑う…。
・解説
ストーリー性のある絵本。おつきさまの表情の変化につられて、赤ちゃんも泣いたり笑ったり。
裏表紙の、「あかんべー」をしたおちゃめな表情も人気です。
出版社:福音館書店
発売日:1986年
はらぺこあおむし
・あらすじ
日曜日の朝に生まれたあおむしが、月曜日にはりんご、火曜日には梨と、いろいろな食べ物を食べながら成長し、最後には美しい蝶に成長していきます。
・解説
鮮やかで大胆な色使いの絵で、全世界で累計3,000万部のベストセラーでロングセラーの作品。
仕掛け絵本で、あおむしが食べた箇所は穴が開いています。また、厚紙で作られているので破れにくくなっています。
希望に満ちたストーリーで、赤ちゃんも大喜びします。
また、1このりんご、2このなし、3このすももといったような形で、自然に数字が覚えられるような工夫もされています。
出版社:偕成社
発売日:1976年
くだもの
・あらすじ
すいか、もも、ぶどう、なし、りんごなど、日常子どもたちが食べるくだものを、まるで実物かと思わせるほど鮮やかに描いた、いわば果物の画集。
・解説
とてもきれいに描かれていて、思わず赤ちゃんが手を伸ばしてしまいそうなくらいです。
離乳食が始まったタイミングで読んであげるのがおすすめです。
出版社:福音館書店
発行日:1981年