数え年13歳のお子さんの成長と幸福を祈る行事である十三参り。昔は関西中心でのお祝い事でしたが、最近では関東地方でも徐々に広まってきています。
こういったお祝い事での悩みどころで大きいものは、服装です。
そこで今回は、十三参りで親がどのような服装をするべきか、解説したいと思います。
あくまで子供が主役なので、目立ちすぎないように
十三詣りにおけるご両親の服装は、絶対にこれを着なければならないというルールはありません。
ただし、基本的にお子さんよりも目立たない服装にした方が良いでしょう。あくまでお子さんが主役ですので、お子さんよりも華やかな着物を着るのは問題です。
※十三参りの子供の服装は以下記事をご参照ください
ママは着物・スーツ・ワンピースで、目立ちすぎないものを
ママは着物・スーツ・ワンピースが選択肢になってきます。
着物の場合
着物の場合、訪問着や付け下げ、色無地を選びましょう。
訪問着とは、絵羽模様という胸や袖の部分につながるように模様が入っているものです。留袖の次に格が高いと言われています。
訪問着(出典元:http://www.ayashou-kimono.com/)
付け下げとは、訪問着より模様が少なく、胸や袖の部分につながるように模様が入っていないものです。訪問着をよりカジュアルにしたものになります。
付け下げ(出典元:http://www.ayashou-kimono.com/)
色無地とは、シンプルな一色染め、あるいは同色の裾ぼかしのある着物です。
色無地(出典元:http://www.ichiroya.com)
色は子供の服装とのバランスを見てきめましょう。淡い色など落ち着いたものを選択すると良いでしょう。
スーツやワンピースの場合
スーツやワンピースの場合、淡いピンクやグレー、紺などがおすすめです。
アクセサリーや小物はフォーマルシーンで使うパールのものが良いでしょう。靴はつま先があいているものは避け、ストッキングは黒は避けてベージュのものを着用するようにしましょう。
パパはスーツか羽織袴で、同じく目立ちすぎないように
パパはスーツもしくはジャケットスタイルでの参拝が無難です。スーツも、普段仕事で着用しているようなもので構いません。
色はネイビー、もしくはグレーといったスタンダードなものがおすすめです。ただし、派手なストライプが入ったものなどは避けましょう。
ネクタイの色は白、黒、グレーは避けた方が良いとされています。ネクタイの柄は無地か、少しストライプやドットが入っているものがおすすめです。
もし着物を着る場合は羽織袴がよいでしょう。ただし、紋付きにする必要はありません。
服装は常識の範囲内で、晴れの日を楽しもう
これまでおすすめの服装をご説明してきましたが、常識の範囲内であれば問題ありません。お子さんの大人に向かう第一歩のお祝いの日ですので、ぜひ思い出深い日にしてくださいね。