赤ちゃんに名前を付けよう!名付けの方法とポイント

妊娠も中期から後期に差し掛かってくると、徐々に出産に向けて名前を付けることを考え出すパパママも多いと思います。最初からこの名前を付けたい!という方もいるのですが、多くのパパママはなかなか名前が決められずに悩んでしまうことも。

そこで今回は、名付けの方法とポイントについて解説します。

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名前は生後14日以内に役所に届け出しないといけない

日本では戸籍法により、赤ちゃんの名前を決めて生後14日以内に役所に出生届を提出する必要があります。

出産前に性別も分かってくる場合はその性別に応じた名前を考えておくことになります。また、性別が分からない場合は男の子・女の子2通りの名前を考えたり、出産後に赤ちゃんの顔を見て決める、など色々な方法があります。

ただし、上に書いた通り14日以内に出生届を提出する必要があるため、焦らないためにも早めに名前の候補を上げておいた方が良いでしょう。

名前に使えるのは漢字・カタカタ・ひらがな

名前を付けるにあたって、使えるのは漢字・カタカナ・ひらがなになります。記号やアルファベット、算用数字(1、2、3など)は使えません。

また、漢字で使えるのは常用漢字と人名用漢字になります。常用漢字と人名用漢字はwikipediaに載っていますので、もし使う名前が該当するかどうかわからない場合は参考にするとよいでしょう。

詳しく知りたい場合は、法務省のホームページの戸籍統一文字情報をご覧ください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/常用漢字一覧

https://ja.wikipedia.org/wiki/人名用漢字

名前には役所の審査があるが、99%以上が受理される

出生届で名前を役所に提出する際、簡易的な審査が行われます。基本的に審査で不受理(受け付けない)ということはほとんどないと思って構いませんが、常識の範疇から超える場合は不受理になる場合もあります。

1993年に東京都昭島市で「悪魔」という名前を提出しようとして不受理になった「悪魔ちゃん命名騒動」もあります。これは、「悪魔」という字は常用漢字ではあるのですが、常識から逸脱した名前ということで「親権の乱用」が適用された事例になります。

名付ける際のポイント

子供にとっては一生ついてくる名前。これを決めるには相当悩まれると思いますが、以下のポイントがあります。ただし、あくまで名前を付けるためのヒントですので、何が正しい、というものはありません。

日本語の音感

名前は、文字に書くより声に出して呼ぶことが多いため、音感が一つの決め手になることが多いようです。例えばサ行(さしすせそ)を使った言葉は、どことなくさわやかな印象を与えます。また、タ行(たちつてと)はどっしりとした強いイメージを持たれる方が多いと思います。

このような音感から入り、漢字を後で当てる、という方法もあります。

将来に対する想いを込めた漢字を当てる

パパママが子供に対してこうなってもらいたいという想いから漢字を当てるというのも一つの方法です。

日本は古くから「言葉には魂が宿る」と言われていますので、できれば意味のある言葉や漢字を使いたいですね。

例えば、「優しい子に育ってほしい」などから連想される漢字(優など)を使って名付ける、というものです。

親の願いが込められた名前は、いつの日か子供から名前の由来を尋ねられた時に説明しやすいのも良い点です。そのときに改めて子供はパパママの愛情を感じてくれることでしょう。

兄弟で共通のテーマを持つ

2人、3人とお子さんがいる(もしくは産みたいと思っている)場合は、兄弟で共通のテーマを持たせることも良いでしょう。

最も分かりやすい例で言うと、「一郎」「次郎」のような数字を入れる。また、共通の文字を入れたり、漢字や読みの文字数を統一するなど。

海外でも通用する名前にする

最近ではグローバル化が進んだことにより、お子さんに海外でも通用する名前を付けたいと思われるパパママが増えているようです。

日本語は海外の方にとって呼びにくい名前が多いのですが、一方で海外の方が呼びやすい音や、そもそも外国人名で日本語でも違和感のない名前もあります。例えば、男の子であればKen(ケン)やSho(ショウ)、女の子であればAnne(アン)やErika(エリカ)などです。

以下男の子・女の子での名前を参考にしてみてください。

グローバル化が進み、お子さんに世界で活躍してほしいという想いから海外でも通用する名前を付けたいというパパママが増えているようです。 一...
国際的に通用するような名前を付けたい、一方で日本でもなじむような、キラキラネームではない名前にしたいと思うパパママが増えています。 そ...

季節に関係する文字

赤ちゃんが生まれてくる季節が分かっていれば、その季節にふさわしい言葉から連想して名前を付けるのも一つです。

例えば3~4月であればサクラ(桜)、12~2月であればユキ(雪)といった言葉から連想する方法です。

画数から連想する

姓名判断によって画数から逆算して考える方法もあります。最近では画数を気にする人は少なくなってきていますが、姓名判断から調べてみて絞り込んでいくのも一つの方法でしょう。

ちなみに、この姓名判断はいろいろな説があるため、一方の説では完璧な画数(名前)であっても、もう一方の説ではあまりよくない、と判定される場合もあります。

一つの参考程度に捉えておくのが良いのではないでしょうか。

年齢を重ねても違和感のない名前

産まれてくる子供に対して名前を付けるため、小さい子に似合う名前をつけたくなりがちです。ですが、名前は一生ものです。そのため、若い子供にしか似合わないような名前にしてしまうと、その子が年齢を重ねたときにかわいそうな思いをしてしまうでしょう。

そのため、例えばその子の名前がビジネスシーンで名刺に書かれていてもしっくりくる、60歳以上になったとしても違和感のないような名前にしてあげるとよいでしょう。

読めない漢字は避ける

せっかく思いがこもった名前でも、説明しなければ初見で読めない漢字は出来るだけ避けた方が無難です。

性別が分かりやすい名前

中性的な名前も流行していますが、性別がわかりづらいとその子供が苦労してしまう場合があります。これは好みの問題もありますが、もしこだわりがないのであれば性別が分かりやすい名前にした方が無難でしょう。

妊娠中の間に考えておこう

以上のように、名付けには正解がないため、かなり悩まれてしまうと思います。しかし、上にも書いた通り出産してから名前を提出するまでは14日とあまり時間がないため、焦らないためにも出産前にある程度絞り込んでおいたほうが良いと思います。

赤ちゃんの名前を付けることは悩む一方で、楽しいことでもあります。ぜひ、後悔しない名前を付けてあげましょう。

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