共働きは、収入面で大きなメリットがある一方で、仕事に大きく時間を割かざるを得ず、子供にかける時間が十分に取れません。
子供が体調を崩したときは特に大変で、十分にコミュニケーションを取れないということもストレスに感じることもあります。
そこで今回は、共働きで子育てを上手く乗り越えていくコツについて解説したいと思います。
使えるものは上手く使い、手を抜くところは上手く抜く
完璧主義で自分たちですべてやり切ろうとすると、どこかで息切れしてしまいます。
周囲からのサポートを得たり会社の制度を上手く使い、家事で手を抜くべきところは上手く抜く、ということが大切です。ここでは3つ、共働きでも子育てを上手く行うコツを挙げてみました。
2.会社の制度を利用する
3.家事の時間を短くする
1. 周囲からのサポートを得る
まず、サポートしてくれる強力な味方として、自分たちの親がいます。旭化成ホームズの調査によりますと、緊急時のサポートも含めると夫の親から半数以上、妻の親からは7割以上のサポートを受けているそうです。
また、家事代行サービスやベビーシッターの利用も徐々に増えてきています。家事を代わりにやってもらうことで、だいぶ負担が減り精神的にも楽になります。
シルバー人材センターは非営利であるため、民間の家事代行より家計に優しい料金設定になっています。
ベビーシッターを利用する場合は、毎日利用するのではなく、緊急時にだけお願いするスポット利用や、月1回・週1回といった形で決まった日にちだけ利用する定期利用が一般的です。
価格帯はそのベビーシッターを提供しているサービス会社によりますが、1時間1000円~4000円程度です。
さらに、地域によってはファミリーサポート(ファミサポ)というサービスもあります。
ファミリーサポートは働く人々の仕事と子育てや介護の両立を支援する目的から設立されたもので、各地方自治体が運営しています。援助を受けたい方(依頼会員)、援助を行いたい方(援助会員)は、各自治体のファミリーサポートセンターに申し込むことによって会員になります。
援助会員は保育士などの資格を持った方というわけではなく、ボランティア的な側面が強い制度です。そのため、費用は掛かりますがベビーシッターよりも低額で依頼ができることがほとんどです。
ただし、依頼したいときに都合のつく援助会員の方が全くいない場合は当然サポートを受けることができません。
2.会社の制度を利用する
会社毎に育児に対するサポートを整備しているところもあります。代表的な例としては、以下のようなものがあります。利用できるものは最大限利用したいですね。
・育児休暇
原則1年間休暇を取得することができます。保育園に入れないなどの特別な事情がある場合は2年間まで休暇を延長させることができます。
・在宅勤務
会社に通わず、リモートシステム(会社外でも会社のシステムにアクセスできる仕組み)などを利用することで自宅で仕事をすることです。
・時短勤務
定時の勤務時間を短縮する勤務形態です。例えば、通常の勤務形態が9時出社・17時帰宅のところを、15時に帰宅する、といった変更をすることです。
・事業所内保育施設(託児所)
企業内、事業所の近くに用意された、育児中の従業員向けの保育施設のことです。
3.家事の時間を短くする
すべて自分の力でやりきろうとするのではなく、上手く文明の力を利用したいところです。
最近では便利な家電があったり、食事もお総菜など健康で美味しいものも多くあります。
家事の時間を効率的にして、時間を上手く作りましょう。
・お総菜を積極的に活用する
・乾燥機付きの洗濯機で洗濯物を干す時間を省力する
・衣類はたたまずにハンガー掛けのまま収納する
共働きでも子育てを楽しもう
今回の記事では3つポイントを紹介しました。使えるものは上手く使って、子育てを楽しんでくださいね。