世の中には本当に多くの習い事がありますが、子供にとって良い習い事はどのようなものがあるでしょうか?当然のことながら本人がやりたいものをやらせることが一番です。
しかし、人気の習い事を知っておくことで、その選択肢を考えるきっかけになります。
そこで今回は、最新の人気の習い事の上位4つを紹介します。
1.水泳(スイミングスクール)
水泳はマタニティスイミングやベビースイミングなどもあるため、運動系の習い事の中でも小さいうちから始められるのが特徴です。
全身運動なので運動量も多く、心肺機能も鍛えられるため、無理なく体力をつけることができます。水の中で運動をするため皮膚も鍛えられ、風邪も引きにくくなります。
また、子供の中には水が苦手な子もいますので、そのような苦手意識を克服するためにも習わせる親御さんも多いようです。
さらに、最近の脳科学では、水泳は脳にも良いと言うことが分かってきています。
水泳の姿勢は小脳でコントロールされ、また全身の筋肉の緊張状態を微妙に変えていく必要があり、そのため小脳だけでなく、大脳皮質全体を刺激します。
さらに、脳は熱を持ちやすいため他の運動ではオーバーヒートしてしまうところを、水泳では水が熱を冷ましてくれるため、長時間続けられ、脳に負担もかかりづらいと言うメリットもあります。
調査によると、東大生の60%はスイミングスクールに通っていたという調査があるのですが、水泳により脳が鍛えられたことも関係があるのかもしれませんね。
体力をつけられ、風邪も引きにくくなり、脳にも良い。水泳は、もっともおすすめできる習い事のひとつと言えます。
水泳の基本データ
・初期費用:3,000~10,000円
・始められる年齢:0歳6か月~
・メリット
・風邪を引きにくくなる
・水への苦手意識がなくなる
・脳が鍛えられる
2.英語・英会話
小学校5・6年生で英語の授業が必修化し、英語を習う子が急増しています。特に英語が苦手で苦労した経験があるパパ・ママは、子供には英語で苦労してほしくないと思い、英語教育を受けさせたいと考えるようです。
また、言語教育は幼いうちに始めると良いとされているため、早いうちから定期的に英語を習う子供も多いようです。20歳を超えてからですと言語の取得能力は落ちていくと言われておりますので、その点も早期教育が行われる理由のひとつと言えるでしょう。
3歳くらいまでは親子でレッスンを受けることが多いことも特徴です。
英語教室の基本データ
・初期費用:0~20,000万円
・始められる年齢:0歳~
・メリット
・英語学習に対して抵抗がなくなる
・グローバル感覚を身につけられる
3.ピアノ
かつては女の子の習い事の定番でしたが、最近は男の子の習い事としても一般的になってきています。
まず、ピアノは反復練習ですので、根気強さや集中力が身に付きます。
また幼児期に指先をバラバラに動かすことで脳の発達が促されたり、聴く力も育ちます。
これも難関大生の43%がピアノを習っていた経験があり、脳科学的にも脳に良いことが証明されています。音符が読めれば、音楽を楽しむ幅も広がります。
ただし、継続的に練習をしなければならないので、家庭でピアノを弾ける環境を用意してあげるなど、サポートが必須となります。騒音問題に繋がらないよう、防音対策もしっかりやっておく必要があります。
ピアノ(音楽教室)の基本データ
・初期費用:5,000~35,000円
・始められる年齢:3歳~
・メリット
・集中力が身につく
・脳の発達が促される
・音を聞き分ける能力が付くため、外国語が身につきやすい
4.習字
パパ・ママが子供のころには定番の習い事だった習字はまだまだ根強い人気です。字がきれいに書けるようになるだけでなく、集中して臨む必要があるため集中力がつきます。また、日本の伝統文化であり、礼儀作法が身に付くこともメリットとして上げられます。
習字の基本データ
・初期費用:5,000円
・始められる年齢:3歳~
・メリット:
・集中力がつく
・礼儀作法が身につく
5.リトミック
リトミックとは、音楽に合わせて自己表現をする新しい音楽教育です。曲に合わせて身体を動かしてみたり、手遊びをしたり歌ったり、楽器や身近な生活用品を自由に鳴らしたりします。
習字の基本データ
・初期費用:1,000円(入会金などで不要なことも多い)
・始められる年齢:0歳~
・メリット:
・集中力が身につく
・リズム感が鍛えられる
子供のやりたいことをやらせよう
以上が代表的な習い事の紹介でした。ただし、子供が興味がないことを強引にやらせてもなかなか続きませんし、上達もしません。ぜひお子さんの気持ちを汲み取った上で習い事をさせてみてくださいね。