0歳は非常に発育の早い時期です。
言語面では、6か月くらいまでは喃語(なんご:乳児が話す、「あ~」「う~」といった意味を伴わない言葉)ですが、早い子であれば7か月には喃語から単語(「パパ」「ママ」など)を話し始めます。
このころから絵本を読み聞かせをしてあげると言葉を覚えていきます。
そこで今回は、0歳児の時期におすすめの絵本を9冊ご紹介します。
もいもい
・あらすじ
ぐるぐるな目玉のような謎のキャラクターが、絵本の中を自由自在に動き回ります。
・解説
この本を読ませると赤ちゃんが泣き止んだという声多数!赤ちゃんの目がこの謎の生命体にくぎ付けになります。
「本当に赤ちゃんが夢中になる本はどのようなものなのか?」ということを東大の開教授が徹底的に研究。いくつものイラストを実際に赤ちゃんに見せてみて、最も赤ちゃんが惹かれていたイラストがこのもいもいの絵。
言葉は擬音のみになっており、0歳児の赤ちゃんにぴったりの絵本です。大人気で、発売当初は書店でも売り切れ続出。
もいもいは、普通の紙の絵本とボードブック(小さめの厚紙の絵本)がありますが、おすすめは破れにくく持ち運びが便利なボードブックです。
いっしょにあそぼシリーズ(しましまぐるぐる/あかあかくろくろ)
・あらすじ
しましまぐるぐる:赤ちゃんが大好きな、「しましま」と「ぐるぐる」がいっぱい!
あかあかくろくろ:色の名まえを言いながら3色を繰り返す構成や、りんご、ながぐつ、ゆきだるまなども出てきて、色の名まえ、物の名まえにも触れていけます。
・解説
いっしょにあそぼシリーズは、生後6か月未満でも見やすいように黒・白・赤といったコントラストの強い配色の線や形で構成されています。
また、赤ちゃんはが注目すると言われている目や口がある顔の絵で基本的に構成されています。
さらに、「しましま」「ぐるぐる」など、赤ちゃんの大好物である繰り返しのパターンを多用。最初の知育絵本にぴったりです。
赤ちゃんの視線の20cmくらいの位置で読ませてあげることで、赤ちゃんが喜び、また脳の発達にも良い影響を及ぼします。今大人気の絵本シリーズです。
じゃあじゃあびりびり
・あらすじ
自動車は「ぶーぶーぶーぶー」。イヌは「わんわんわんわん」、水は「じゃあじゃあじゃあ」、紙は「びりびりびり」。
この絵本の題名はこの水と紙の音です。
ほかにも赤ちゃんの回りにある音がこの絵本はあふれています。掃除機「ぶいーん ぶいーん ぶいーん」、踏み切り「かん かん かん かん」、赤ちゃん「あーん あーん あーん あーん」。
・解説
最初の本として非常におすすめです。
赤ちゃんが大好きな言葉自体の持つ響きやリズムがふんだんに盛り込まれています。この擬音が赤ちゃんの耳に心地よく、夢中になる子が多いようです。配色も非常にきれいです。
また、サイズも14cm×14cmとコンパクトで持ち運びも便利。厚い紙で作られているので頑丈です。ページ数は多くありませんが、繰り返し読むには最適です。
くっついた
・あらすじ
きんぎょさんときんぎょさんがくっついた、ぞうさんとおさるさんがくっついた。そして最後には、赤ちゃんのほっぺたをはさんで、ママとパパも一緒にくっついた!
・解説
この絵本では「くっついた」が繰り返される楽しい絵本です。元々作者である三浦さんの子育て体験から生まれてきた本だけあって、赤ちゃんとのスキンシップにもつながるような絵本に仕上がっています。
内容もとてもほっこりして、赤ちゃんだけでなくパパ・ママも癒される1冊。
いないいないばあ
・あらすじ
いないいない、ばあ。にゃあにゃが、くまちゃんが、ほらね、いないいない…。
・解説
1967年発売以来のロングセラーの絵本。
赤ちゃんに読みきかせてみるとその理由も納得できると思います。くまさんやネズミさんなど、かわいらしい動物が、いないいない、ばあ。繰り返しフレーズが出てきますので、赤ちゃんも覚えやすく楽しめ、笑顔いっぱいになります。
「あかちゃんだからこそ美しい日本語と最高の絵を」の想いから作られた絵本です。
がたん ごとん がたん ごとん
・あらすじ
「がたんごとんがたんごとん」まっ黒な空っぽの汽車がやってきます。途中から「のせてくださーい」とコップやスプーンが、バナナとリンゴが、ネコとネズミが次々に乗り込んできます。
みんなをのせて汽車は「がたんごとん」と終着駅へ。そこには何があるのでしょうか?
・解説
くり返しのリズムが楽しい、ご飯の前に読ませたくなる絵本。
きれいな色の組み合わせで読みやすく、赤ちゃんに喜びを与えてくれる1冊。
出版社: 福音館書店
発行日: 1987年
おつきさまこんばんは
・あらすじ
暗い夜空に、三角屋根のおうちと2匹のネコの黒いシルエットが浮かんでいる。やがて屋根の上がぼうっと明るくなり、おつきさまがぽっかりと顔を出す。
「おつきさま こんばんは」。
おはなししようとやってきた雲に、ちょっとのあいだ隠されてしまうけれど、雲はすぐに去り、おつきさまは、にっこり笑う…。
・解説
ストーリー性のある絵本。おつきさまの表情の変化につられて、赤ちゃんも泣いたり笑ったり。
裏表紙の、「あかんべー」をしたおちゃめな表情も人気です。
くだもの
・あらすじ
すいか、もも、ぶどう、なし、りんごなど、日常子どもたちが食べるくだものを、まるで実物かと思わせるほど鮮やかに描いた、いわば果物の画集。
・解説
とてもきれいに描かれていて、思わず赤ちゃんが手を伸ばしてしまいそうなくらいです。
離乳食が始まったタイミングで読んであげるのがおすすめです。