2歳頃になると、言葉もよく出てくるようになります。この時期に絵本を読み聞かせることにより、言葉の発達だけでなく、豊かな感性や想像力もはぐくまれます。
そこで今回は、2歳におすすめの絵本を5冊ご紹介します。
よるくま
あらすじ
夜、ベッドに入ったものの寝付けない様子の男の子が、 「ママ あのね…」とお母さんに話しかけてストーリーが始まります。昨日の夜、ぼくのところにやってきたくまの子「よるくま」とぼくの一夜のお話。いなくなってしまったよるくまのお母さんを一緒に探しに行く冒険物語です。
解説
優しいタッチで描かれる人物や物のイラストと、はっきりとした色で塗り尽くされた背景との絶妙なバランスで、1ページ1ページがとっても印象的です。
物語はぼくとママの自然な会話で進められるため、まだ字を読めない小さな子どもでも十分に楽しめます。
わたしのワンピース
あらすじ
うさぎさんがワンピースを作りました。それを着てお花畑を散歩すると、ワンピースが花模様に・・・。「ラララン ロロロン わたしににあうかしら」。お花畑をとおればまっしろなワンピースが花もようへ、雨がふってくればみずたまもようへ。それだけではありません。草の実もようになった実を小鳥が食べにきて、小鳥もようのワンピースは空を飛んだりするんです! まるで夢のような「わたしのワンピース」!
解説
不思議だけど心地の良いリズムの言葉と美しい色合いが赤ちゃんを惹きつけます。刊行当初から人気の高い、日本を代表するファンタジー絵本です。
しゅっぱつしんこう!
あらすじ
大きな駅から特急列車に乗り、山の麓の駅で急行列車に、そして普通列車に乗りかえて山間の小さな駅に着くまでを、目に映るままに克明に描いた乗物の絵本。
解説
乗り物の絵本であるため男の子だけに人気のように思われますが、実は女の子にも人気の高い作品です。あたたかいタッチの絵で描かれていて、かつ細部も楽しめます。乗り物好きにはたまらない1冊。
しろくまちゃんのほっとけーき
あらすじ
しろくまちゃんがホットケーキを作ります。卵を割って、牛乳を入れて…。焼き上がったらこぐまちゃんを呼んで、二人で「おいしいね」。
解説
しろくまちゃんが、お母さんと一緒にホットケーキを作るお話。1970年の発売以来ロングセラーを続ける「こぐまちゃんえほん」シリーズのなかでも、特に人気の1冊。ホットケーキがだんだん焼けていく12の工程が、楽しい擬音とともに見開きページに描かれています。この絵本を読んでいると、ホットケーキが食べたくなってきます。
ぞうくんのさんぽ
あらすじ
ぞうくんはさんぽに出かけました。かばくんに出会って、さんぽに誘うとかばくんはぞうくんの背中に乗りました。わにくんに出会って、さんぽに誘うと、わにくんはかばくんの背中に乗りました。最後にかめくんに出会って、かめくんがわにくんの背中に乗ると、ぞうくんが重さにたえられなくて、池にみんな落っこちてしまいました。
解説
「ぞうくん」シリーズの中で人気作で、動物が大好きな子供におすすめの絵本です。淡い色で描かれた優しい絵に癒されます。動物たちのユーモラスなやりとりが赤ちゃんにとっても心地の良い作品です。