赤ちゃんは成長が著しいもの。でも、発育曲線を超えるような体重になってしまったら、肥満なども心配になりますよね。
そこで今回は、赤ちゃんの体重が増えすぎてしまった場合の対応について解説します。
平均的には1日30g体重が増加する
1ヶ月~2ヶ月くらいの平均的な赤ちゃんの体重の増加は、だいたい1日30と言われています。そのため、1日50g以上増加している場合、肥満の傾向にあると言えます。
満腹中枢が発達していないため、おっぱいを飲みすぎてしまうことも
生後1ヶ月くらいの赤ちゃんですと、まだ満腹中枢が発達していないため、必要以上に母乳を飲んでしまうということがあります。
また、ママも赤ちゃんが欲しがるのでつい欲しがるだけ上げてしまいがちですよね。その結果、1ヶ月で急激に体重が増加する、ということもあります。
体重が増えると、肥満は成人病にもつながることから、なんとしても体重増加を抑えなければと考えてしまいがちです。
生後1ヶ月・2ヶ月くらいの体重増加は心配しなくてもよい
結論から言うと、この時期の体重増加は心配しなくても問題ありません。授乳間隔が2~3時間に1回程度であれば、赤ちゃんが欲しがるだけ母乳やミルクを飲ませてあげ、そのまま様子を見ましょう。
だいたい生後3ヶ月くらいになると、赤ちゃんの満腹中枢も発達し、赤ちゃん自身が飲む量を調整できるようになります。また、このころから動きも活発になりますのでカロリーの消費量も上がり、体重のバランスも良くなってきます。
逆に無理にダイエットをさせようとしてしまうと、赤ちゃんの発達に影響を及ぼしてしまう可能性があります。
ただし、あまりにも成長曲線から外れていると、定期検診の時に小児科の先生から指導が入る可能性があります。
体重増加を上手くコントロールする方法
もし小児科医の先生から指導が入った場合はその指導に従えばよいですが、通常以下のような対応が望ましいです。
授乳間隔を少し空ける
授乳間隔がほとんどなく頻繁に母乳やミルクを欲しがるようであれば、少し間隔をあけるようにしましょう。
この時期は泣いたらすぐに母乳やミルクをあげて泣き止ませたい気持ちになりがちです。ただ、それ以外にも抱っこしたりしてあやしてあげると泣き止むこともあります。
完全母乳にする
ミルクと母乳の混合で育てている場合は、完全母乳にしてみるのも手です。今号の場合、カロリーが過剰になっている場合もあります。
気になるようでしたらミルクを止めてみるのもよいでしょう。
体重が増えすぎることについては、あまり神経質にならずに成長を見守ろう
体重増加の場合は、体重があまり増えなかったり減ってしまっている場合と比較し、そこまで気にする必要はありません。
あまり神経質になりすぎず、すくすくと成長する赤ちゃんの様子を見守ってあげましょう。